言わずと知れた宮崎アニメの名作
「風の谷のナウシカ」
数多くのジブリ作品の中でも一番といっていいほど人気が高いのではないでしょうか?

子供の時から何度となくTVで放映され見てきた作品だけれど、ジブリ論の授業でこの作品の見方を教わり、もう一度ちゃんと見てみよう、と思って借りてきました。

この作品はストーリーが面白いだけでなく、緻密な構成や内容の深さメッセージ性など、とても素晴らしい作品です。宮崎駿の巧さ、すごさを実感しました。
見るときのポイントを少しご紹介します。

■ナウシカとテトの関係
 …テトとの出会い(指先をかまれる)、
  いつもナウシカの右肩に乗っているテトの構図(ナウシカはア青き衣の者?、テトと同じ目線)、
  ナウシカとテトの感情のシンクロ(ナウシカの感情に合わせて目の色や態度が変わるテト)

■ナウシカのコミュニケーション
 …相手の状況を察知しシンクロする、
  落ち着かせて我に返らせる(虫笛・光玉)、
  自己犠牲をしてまで相手を信頼させる(テトに手をかませる・怪我を負ったオームが湖に入るのをとめる)、
  相手の見ているものを見ようとする(オームのぬけがらの目線、巨神兵の目線、テト目線)

■赤と青
 …攻撃色・怒りの赤、青き衣・平常色の青
  ナウシカ、ペジテの赤い服から異国の青き衣へ

■空間の構造
 …空を飛ぶことに込められた悲しみ(空から地上を見下ろす)
  腐海と空・地下の上下空間

と、これらに注目して見てみるだけでも、面白いですよ☆
授業で新しいことを習ったら更新します。

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